追記
ウォレクルは、10/16にサービスを終了したと発表しています。
これまで、集めたお金については手数料無料でチャージした時にの利益込みで全額返金しています。
私の口座へはすでに返金されています。
今となっては初期に高額投資した人は1〜3ヶ月で4%の利益を得られる高利回りの投資となってしまいました。
また、同じようなサービスが始まるかもしれませんのでこの記事は残しておきます。
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こんにちは!ユウです。
貯金のフリマアプリ ウォレクルを知っていますか?
ウォレクルは、株式会社クレディファイが運営するアプリの名前です。
正確には預金を販売するわけではないのですが新しいお金の運用方法ということで7月から運営を開始したアプリです。
内容としてはユーザーが企業に対して広告費を融資するものです。操作も簡単で年利4%で運用できます。
もうちろんリスクがありますので内容を理解して利用して下さい。
ウォレクルの仕組みについて
*ウォレクルの仕組みは運営側と利用側で捉え方が一致しない場合がありますので正確な内容を知りたい方はウォレクル運営会社へ問い合わせをお願いします。
①ユーザーはバッジ(1000円で製造して出品)を出品
②運営会社を通して企業が購入(1040円+事務手数料で購入)
③企業は運営会社から購入金額を受け取り広告費として利用します。
6-12ヶ月後
④企業は運営会社へ購入金額を支払います。
⑤運営会社が売上金(1040円)をユーザーに支払います。
企業は運営会社へ購入金額に加えて手数料を支払います。これが運営会社の収益となります。
ウォレクルは取引を簡単にするために日本の法律に準拠するよう工夫をしています。
ただ、法律に準拠するために受け取り金の有効期限が180日であったり、6ヶ月後に支払いがされたりなどの制約があります。
メリット
簡単に年利4%で運用できる
年利4%は投資の世界でも優良な運用利益です。それをアプリで簡単に運用することができます。また株式などのように価格変動がないことも魅力です。
クレジットカードで決済できる
クレジットカードを利用すれば利用額に応じてポイントを得ることができます。現時点で確認できていませんが換金性が高いので将来的にポイントの加算がされなくなる可能性があるかもしれません。
取引が完了したら待つだけ
取引が完了したら満期を迎えるまで特に作業はありません。アプリのIDとパスワードは大事に保管してください。
デメリット
元本保証がない(リスクがあります)
実質の投資になります。取引をした企業が購入金額を支払うことができなければ利用金額が帰ってこない恐れがあります。ウォレクル運用会社は、企業に対し広告費でのみの利用を遵守させ、審査を行って資金が回収できなくなることがないようへの対応をしています。
振込手数料がかかる
売上金を自分の銀行口座へ入金する場合300円の手数料がかかります。
初回登録時に紹介IDを利用すれば500円分のボーナスを受け取れますが、有効期限が180日なのでボーナスをもらっても初回に出品した980円とともに引き出すことが難しくなります。
初回取引額を引き出して利益を上げるためには最低利用金額である5000円を追加で利用する必要があります。
合計5980円以上利用する場合であれば気にしなくても良さそうです。
原則満期まで払い戻しができない
定期預金や株式投資などは解約や売却を行い資金を手に入れることができませんがウォレクルは途中解約ができない仕組みになっています。生活に使用するお金に余裕がある場合の利用をオススメします。
参加企業がまだ少ない・ユーザー過剰でになる可能性がある
私が利用した時の感想ですが2020年9月時点で利用金額のほとんどがウォレクル運用会社との取引でした。つまり利用企業が少ない可能性があります。
ユーザー過剰になると利用したくても取引する企業がなければ取引が成立しません。
確定申告が必要な場合がある
年間の雑所得が20万円を超えると確定申告を行う必要があります。
また、医療費控除やふるさと納税で確定申告をする場合には利益の20%の税金を納めなければなりません。(年の利益が20万円以下でも対象になります。)
税金に関する質問は税理士へ相談しましょう。
利用上の注意
余剰資金を使用しましょう
生活が苦しいのに利用すると思わぬリスクで破産する恐れがあります。年利4%とはいえ今の生活を優先してください。
ウォレクル1点投資はやめましょう
利用額が戻ってくる可能性は100%ではありません。万が一のことも考えリスクを分散してください。投資の世界に絶対はありません。
ログインできるか確認しましょう
メールアドレスとパスワードのみの認証ですので、出品する前に一度ログアウトしてからログインをして登録情報が間違っていないか確認してください。証券会社や銀行などに比べ本人認証する情報が少ないので間違って登録されると大変なことになります。
まとめ
年利4%は投資家から見ても魅力的な金利です。ただ、ウォレクルは簡単に操作ができる分利用者のリスクへの理解が乏しい可能性があります。利回りが高ければリスクが高いのは投資の世界では常識です。ウォレクルについては投資の世界で発生する手数料を大きく省くことで高利回りを実現していますが目の前の利益だけ考えずリスクを理解して正しく利用しましょう。
アイキャッチ画像:Steve BuissinneによるPixabayからの画像 ありがとうございます!