こんにちは!ユウです。
最近ではネット証券でも簡単に海外株式等が取引できるようになりました。
また、ネット上ではインデックス投資に関する関心が高まっており米国ETFが人気のようです。
対して投資信託は、初心者向けであり投資上級者は投資していないというイメージはありませんか?
実は、投資信託は日本国内から米国へ投資する際に大きなメリットがあります。
今回は、投資信託で海外へ投資することが海外ETFよりも優れていることを説明します。
各投資先の概要
以下は、いづれも米国のS &P500に投資するものでかつ楽天証券で取引した場合の表です。
ここで、運用手数料以外にも実は為替手数料やファンド内で取引に必要な手数料が日々天引きされています。
このコストは、数値化(表内の運用手数料には入っていません)することができないので米国のETFについては為替コストがかからないことから一番運用手数料が安いと考えられます。
投資信託のメリット
取引手数料・為替手数料がかからない
最近のネット証券では当たり前ですが、取引手数料がかかりません。
米国ETFに投資する場合は、売買で0.5~1%の手数料がかかるため1000万円投資すれば最初から5~10万円損しているところからのスタートになります。
購入して長期投資するのであれば問題あありませんが、頻繁に売買するのであればその分手数料がかかってしまいます。
配当金を税引き前で再投資できる
投資信託の1番のメリットです。
投資信託は配当金が投資家へ渡らないため、米国ETFで配当金にかかる税金(日本国内)の20%がかからない状態で再投資できます。
S &P500の配当割合が年間1.25%とすると、毎年投資額の約0.38%をETF比べて多く再投資に回すことができます。
この年率0.38%は、ETFで再投資が前提の場合は取られてしまうお金なので実質のコストとなります。
現在の投資信託の運用手数料はかなり安くなっており米国ETFと比べても0.1%も違わないことからこの再投資はかなりのメリットと言えます。
また、評価額が下がっても実質的に配当金と売買益の合計で計算できるので売買損で配当金をもらった場合でも損益通算が可能です。
この、再投資の有効性はこちらのサイトで詳しく紹介されていますので参考にしてください。
為替手数料や取引手数料がかからないので気軽に換金できます。
投資信託のデメリット
リアルタイムで取引ができない
ETFはリアルタイムで売買ができるのですが投資信託はリアルタイムで売買ができません。
市場が大きく変動している時に取引をすると思わぬ損失につながることがあります。
そのため、長期投資が前提での投資となります。
見えないコストがあるかも?
投資信託では、運用手数料・信託報酬として手数料が提示されていますがそれ以外にも手数料がかかっています。
為替手数料やファンド内の銘柄組み換えや売買で発生する手数料が日々天引きされているため提示されている手数料よりも多く引かれていると思ってください。
米国ETFを購入する場合には、為替手数料がかからないため投資信託に比べて見えない手数料が少ないと考えています。
トレーダー感が得られない
投資信託は、頻繁に売買するものではないためトレーダー感を味わうことができません。
基本的には購入してずっと積み立て続けるのが定石です。
簡単ではあるのですが実際はなかなか辛いところがあります。
意外と、投資には興味ないけど・・・ぐらいの方が向いているのかもしれません。
投資信託は米国ETFよりも手数料が高いが配当金再投資ができるため長期ではメリットが大きい
米国ETFと投資信託では、運用手数料が0.1%程度しか違わないため初期費用が売買で0.5~1%の米国ETFは不利になる
ただし、投資信託には目に見えない手数料がかかることを忘れてはいけない
投資信託は、リアルタイムで売買できないため長期で積み立てして運用することがオススメ