こんちには!ユウです。
ファイナンシャルプランナーをやっています。
不測の事態や事故に備えるには貯金と保険です。お金がない人にとってはもしもの場合対応できないので保険は必須となりますが、逆にお金がある人にとって保険は必要ないのでしょうか?
保険に入ってしまうと本当に必要な時にお金が使えなかったり無駄な保険料の分損をする恐れがあります。
貯金があれば保険が必要ないことについて個人的な見解をお話しいたします。
すでに社会保障費を支払っている
会社員の方は給料をもらった時に自動的に保険を支払っています。
具体的にいうと、健康保険、雇用保険、年金があります。
健康保険(医療保険)
定年前の会社員であれば、病気になった際に3割負担の医療費で治療を受けることができます。
また、高額医療制度というものがあります。年収にもよりますが、これは月に一定以上の医療費がかかると約8万円+α(治療費の1%)でよくなる制度です。
これに対して医療保険は、入院1日5000円もしくは10000円の物が多いでしょうか。
しかしこれは永続ではありません。
例えば入院1日5000円で最大180日とすると90万円になると思います。
しかし医療費のみで計算すると高額医療費制度6ヶ月分と計算すると役50万円程度あれば治療ができることになります。
6ヶ月入院と仮定した場合ですが実際に6ヶ月入院した同僚や職場の方をご存知でしょうか?
保険で90万円もらえるのであれば90万円持っていて備えれば良いのではないかというのが保険がいらない理由です。
あとは人の考え方ですが、貯金を減らしたくないなどの話も出てくるとは思います。
しかし、すでに社会保障費を払っている以上に備える必要はないではないかと思います。
保険という形で備えてしまえば手数料を引かれてしまい自由に使用できるお金は少なくなってしまいます。
生命保険
一人暮らし、年金暮らし、共働きの人は生命保険はほとんど必要ありません。
その理由は残された人が生活するためのお金が必要ないからです。
一人暮らしであれば自分一人の生計を立てているため死亡しても残された家族に必要なお金がありません。
年金ぐらしの場合も残された家族が働いているもしくは年金受給を受けていれば必要ありません。
共働きも残された側が働けるので必要ありません。(子供がいてこれから教育費がかかりまだ教育資金を準備でいていない場合は別)
生命保険=命の値段とも捉えられるかもしれませんがそうではなく本当に必要な場合に生命保険をかけることをお勧めします。
死亡後葬式費用がかかるとは思いますがエンディングノートなどを利用してどのような規模で行うか託すことができます。死亡時の貯蓄があると思いますのでそこから足りない分を保障で補えば良いのです。
見えない手数料が高い
貯蓄型保険の場合、いかにも掛け捨ての保険が勿体無いだとか満期時にお金がもらえるとお得な感じがしますが実はそうではありません。
貯蓄型保険の場合、契約年数と解約払戻金、満期時の払戻金の記載があるので是非計算して見てください。
契約年数と保険料をかけて計算し払戻金と比べて見てください。保険料の合計の方が圧倒的に多いはずです。
その差額分は実質の保険料と手数料になっています。
数十年前の保険であれば利率が良いのですがここ10年ほどの保険であれば損をしている可能性が高いです。
貯金の様に自由に引き出せないし日々手数料を引かれているのでとても損をしています。
まとめ
保険は、お得な様で実際には多額の手数料を払っている状態になってしまいます。
本当に必要な保証を見極めて保険に入ることをお勧めします。
人によって入っておいた方が良い人もいるし入る必要のない保険もあります。
必要のない保障で無駄な保険料を支払わないようにしましょう。
アイキャッチ画像:Darko StojanovicによるPixabayからの画像 ありがとうございます!